アキレス腱炎


寒くなるこの時期、末梢の深部筋温が1度下がると、代謝は13%も低下するという研究報告があります。膝下も筋温が低下し「アキレス腱炎」が好発する時期です。アキレス腱炎の自覚症状は、踵の痛みです。踵の踵骨とアキレス腱の付着部位の痛みが初期症状です。ご注意下さい。

アキレス腱炎には、下腿三頭筋の筋バランスが密接に関係しています。

ふくらはぎ内側、腓腹筋内側頭

ふくらはぎ外側、腓腹筋外側頭

ふくらはぎ内側のインナーマッスル、ヒラメ筋

これらの筋のどれかに、弱いがあると、アキレス腱に多大な負担がかかります。例えば、腓腹筋外側頭と、ヒラメ筋が弱い場合、腓腹筋内側頭と、アキレス腱の内側に負担がかかり過ぎ硬くなり、炎症の原因となります。これら、下腿三頭筋はその付着の特徴を踏まえた筋強化方法が、必要です。予防のためには、低強度の種目で筋バランスをチェックし、弱い筋があれば徐々に強化しましょう。弱い筋がある場合には、ランニングなどもスピードや距離を控え、弱いウィークポイントの改善を優先しましょう。

例)

腓腹筋内側頭の強化とストレッチ

低強度の内反ドンキーカーフレイズ

腓腹筋外側頭の強化とストレッチ

低強度の外反ドンキーカーフレイズ

ヒラメ筋の強化とストレッチ

低強度のベントニーカーフレイズ